ブラック企業に労働者の使い捨てや退職勧告などの入れ知恵をするブラック士業

ブラック士業という悪質な輩が存在する

現代の悪質企業の呼び名として定着しつつあるブラック企業。ブラック企業とは労働関係などがあらゆる意味でブラック:悪条件である企業であり、コーポレートガバナンス(企業統治)の欠如やコンプライアンス(法令遵守)の軽視する最悪企業のことを指しています。これらの企業は、”ほぼ” 犯罪まがいのことばかりをしています。労働基準法をまともに守っていない所も多々あります。しかし中々その違法な所業は白日のもとにさらされることはありません。基本的に労働者のほうが泣き寝入りすることが多数です。なぜか?それはこういったブラック企業に対して、違法スレスレの境界を入れ知恵する悪質な弁護士や社会労務士などがいるためです。彼らはブラック士業と呼ばれています。

こういったブラック士業という人間は、悪質な上に知識を持っているハイテク犯罪者みたいな存在のために非常に厄介です。かのブラック企業では辞めたい人もたくさんいますが、実際に辞めようとしたら会社の顧問弁護士から違法な損害賠償の書類が送られてきたり、団体交渉に行くと会社側の弁護士や社会保険労務士がでたらめな主張を繰り返して、紛争を長期化させて労働者の精神を削ったりすることがあります。

ブラック企業に入ってしまったんならやめればいいだろ!?と思う方も多いでしょうが、ブラック企業に入ってしまった若者の多くは、この就職難の時代に短期で離職すれば再就職が難しくなることを十分知っているためになかなか離職することもできません。そして奴隷認定されてしまった人は辞めたくてもやめられない状況に追い込まれてしまいます。最後までその足元を見られて使い捨てられているのです。

違法でなければ何をやってもいいモラルの低下

ブラック士業の元祖かどうかは知りませんが、ブラック士業として知られるのが弁護士の向井蘭です。彼はダイヤモンド社のオンライン記事において弁護士の知識を生かした経営マネジメントのコーナーを持っています。そこで 「社長は労働法をこう使え!」 という記事名で徹底的に会社の損にならずに社員を使ったり、解雇したりするやり方を解説しています。別に違法なことをしなければ会社にとってできることをアドバイスしただけだ!って感じですが、違法でなければなにをやってもいいんでしょうか・・・。

・仮処分の時の二重払いは、ほとんどの人が知らない話。労働法務の最前線にいる著者ならではの解説です。

・中身は「労働法を使わせるな」。解雇するのではなく暴言や嘘を用いない範囲で精神的に追い詰めて辞めさせればよいと助言していますが、この手の退職強要が職場うつの二大要因の一つです。

・脱法行為を繰り返すように会社に指導する「ブラック士業」のお陰もあって、退職金でもないのに2千万円受け取る正社員なんて殆どいません。ただ、この弁護士が指摘するように退職勧奨に関する規制が弱いのは事実。

またこのように、相談者の無知につけこんで金をせしめようとする輩もいます。
http://www.bengo4.com/bbs/151959

自己啓発系のセミナーで知り合った社労士(男)に妹が相談にのってもらっていたそうなんですが。。。

妹は当時、いわゆるブラック経営者のもとで、賃金を何ヶ月も未払いの上に、雇用保険までも着服されているという劣悪な状況にありました。

労基署に相談してもあまり前向きな対応をしてもらえず、妹はこんな状況に陥ったのは自分に見る目がなかったからだと自らを責めるようになりました。

そんな時に、社労士ということで指南をしてきた男性に妹は心から感激していました。メールも何回かやり取りを続けていたようです。

それから約一年後、ようやく労基署が立替払の申請を受理し、同時に会社都合の退職で雇用保険を受け取れるようになりました。

ところが、そのタイミングを狙っていたかのように、善人のように装っていた男が、自分は社労士として着手したのだから、立替払金と雇用保険料の総額から10パーセントの代金を請求すると言い出したのです。

妹は彼と契約書も取り交わしていないし、お金の話もしたことがないそうです。相談の内容も労働ユニオンや法テラスに行ってみたら等のたわいもない、いわば社労士でなくてもできるようなアドバイスでした。

常識で考えても男の請求は正式とはいえないものだと思います。しかし、妹はますます気持ちが塞ぎ込むようになり、戦う気力ももはやなくなってしまいました。

男に言っても埒があかないだろうと思ったので、私は東京都社会保険労務士会に通告しました。

ところが、労務士会は非常に身内をかばうような姿勢で、真摯に取り合ってくれません。

続いて、それならばと、全国社会保険労務士会連合会に通告をしましたが、「うちは処分はできない。処分ができるのは厚生労働省の大臣ですね」と、突拍子もないことを言われた。

はっきりいって、このまま不正請求なので無視しておけばいい話だが、悪徳社労士にも東京都社会保険労務士会にも全国保険労務士連合会にも、ものすごく嫌気がした。

このまま悔しい気持ちで一庶民は我慢しなければならないのでしょうか。法的な解決でご教示いただければ幸いです。

ブラック士業が蔓延る原因について

ブラック企業に悪質な入れ知恵をする弁護士や社会労務士などのブラック士業ですが、もともと真っ当な仕事をしていた彼らがなんでこういうことに首をつっこんできたのかといえば、単純明快で 「本業で飯が食えなくなってきたから」 なのです。弁護士や社会労務士は非常に取るのが難しい高等資格のように思えますが、実際は人材流通において資格過多の状況になるほど資格をもっている人が増えてしまってきてきます。原因は試験の規制緩和などです。弁護士などはロースクールが増えたこともあり、2000年頃は1万7000人だったのが、2010年以降は3万人以上にまで増えています。しかしこういった職業は資格をとって早々独立できるものでもなく、一度事務所などに入らないといけません。食えるような一人前になるまで時間がかかるのです。しかし増加する一方の人材に対して仕事は圧倒的に不足しており、資格で食えない人が増えています。博士号の学生が就職できないポスドク問題に似ていますね。

そしてこういった仕事にありつけない有資格者がこういった悪質な所業に手を染めてしまっているのです。さらに、こういった犯罪まがいのことはハッキリ言って儲かるのです。労働者の弱い立場を利用した悪質な上手い汁を吸ってしまった輩はもうまともな仕事はしません。モラルが崩壊した輩は犯罪まがいのことばかりを請け負うようになって、身も心も腐っていくのです。

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