教育格差が広がり教育崩壊した日本は世界から置いて行かれる

公教育の腐敗は日本の国際的学力低下を招いた

現在の日本はゆとり教育によって公教育が腐敗し、私立学校に質と金が集まり、お金をかけないとしっかりとした教育が受けられない教育格差を起こしています。そのため一部の金持ちを除く公教育を受けている日本の子供たちは、公教育崩壊の影響を大きく受けて ”分数が計算できない大学生” などの学力低下を起こしました。この学力低下は深刻なもので、他の先進国と大きく差をつけられているデータが存在します。

確かに一部の私立校の生徒は上流の品格や24時間英語教育など国際的に通用する教育を受けているためにかなりの学力を有しています。しかし私立校に通えるのは一部の金持ちのみで、日本の子供の大多数は公立学校へ通学します。そのため国際比較をされる日本の学力は公立学校の影響を大きく受けます。そのため、日本の学力が国際的に低下しているというのは、日本の公教育が世界からどんどん置いて行かれていることを表しています。

どんどん世界との差をつけられている日本教育

世界の先進国が集まるOECD(経済協力開発機構)では世界の15歳児童を対象に学力(学習到達度)に関して実際にテストを行う調査を3年ごとに行っています。このOECDが実施している学習到達度調査(通称:PISA)によると日本の学力レベルは最近急激に低下し、日本の学力が世界から置いて行かれていることを証明してくれました。

PISAでは主に、子供の学力を 「読解力」、「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」 でレベル分け表示してくれます。この結果によると日本の学力は回を増すごとにどんどん順位を下げてしまっています。特に数学的リテラシーでは2000年度には世界でTOPであったのですが、6年後にはなんと10位まで順位を落としています。特に 「考える力」 が大きく影響する読解力や数学力において順位をさげていることから、生きる力がついていないとまで言われています。明らかに世界から置いて行かれている証拠です。

PISAによる日本の順位
  2006年調査 2003年調査 2000年調査
科学的リテラシー 6位 2位 2位
読解力 15位 14位 8位
数学的リテラシー 10位 6位 1位

順調?に順位が下がっている・・・

しかしこの結果を見ても、お役人の方々は 「順位は下がったが、まだ世界の中の上位にいるから」 と全く意に介しません。確かに勤勉な国民性がある日本は世界でも上位に位置していますが、問題は急激な順位低下の勢いです。この急激な順位低下の勢いを止めなければ、今後も大きく順位を下げて、先進国はおろか発展途上国にも追い抜かれるのは時間の問題でしょう。

MSNニュース:【やばいぞ日本】20年前から考える力消失

科学技術を理解できていないアホが増えている

18歳以上の成人を対象として実施された科学技術に関する基礎概念の理解度に関する国際比較調査

学力低下は子供たちだけではありません。上の図は子供ではなく、18歳以上の成人を対象として実施された科学技術に関する基礎概念の理解度に関する国際比較調査表です。図を見ればすぐにわかるように、日本の大人たちの科学技術に対する理解は先進国の中でも最低レベルになっています。

科学技術は人類が発展するために必要不可欠な知識。私たちの周りにある ”電気” ”通信” ”コンピュータ” ”薬” ”治療” ”インターネット” ”PC” ”携帯電話” など挙げればキリが無いほど生活に科学技術は欠かせないものになっています。それを理解できていない人が多いということは、これからの技術発展が期待できないだけではなく、技術を発明できずに世界から取り残されたり、技術を理解していないために思わぬミスを起こし災害を誘発させたり、技術を理解できないために時代に順応できず社会の負け組になってしまったりとあらゆるデメリットがあります。司法書士行政書士公認会計士 日商簿記 社会保険労務士 など ”金になる資格” などもバカに当然取得できないようなものになっています。

科学技術を理解できないアホは負け組になる

日本の人の多くは数学や理科などの理系科目が人生では役に立たないと考えている人が多いです。しかしこれからの時代理系科目に精通していなければ、勝ち組になる可能性は非常に小さくなり、むしろ負け組へ一直線に下降します。理系科目が理解できない一番の問題は ”社会の最新技術への対応” です。このグローバル社会においては最新技術を理解し、かつ使いこなせなければ社会に必要とされません。つまり企業へ雇用されなくなるのです。

身近な例がIT技術でしょう。1990年代の ”失われた10年” でリストラされた人の大半はそういったIT技術に順応できなかった人たちです。彼らは社会のスタンダートとなったIT技術を理解できなかったので、会社のお荷物として捨てられました。これは昔に限った話ではなく、特に最近科学技術立国として発展している中国やインドにどんどん仕事を奪われている21世紀では、科学技術が理解できない人間は必要とされず捨てられる運命にあるのです。

教育格差もあり、これからの日本は理系などの科学技術が理解できないバカがどんどん増えていきます。しかしグローバル経済において世界と渡り合っていくには科学技術は欠かせません。特に日本の大企業においては、世界を相手にビジネスをしているのは周知のとおり。その科学技術ができないということは、世界との差をつけられ、企業にも必要とされなくなり、結果として科学技術という ”学” がないバカ人間たちはどんどん落ちぶれていくでしょう。