30代は団塊世代の子で団塊ジュニアと言われる(実はそんなに多くはないが)

団塊ジュニアとは

1947~1949年の間に急激に出生率が高くなった人たちを団塊の世代という

”団塊ジュニア” とは1970年代前半の第2次ベビーブームによって団塊の世代と同じようにきわめて出生数が多くなった世代のことを指します。またこの年代は団塊の世代の人たちの子供世代にも当たり、団塊の世代の子供たちもたくさん含まれることから団塊世代のジュニア世代ということで団塊ジュニアと呼ばれています。

ただし、正確には団塊の世代の子供の多くは1970年代後半に生まれた方が多いというデータがあるために、団塊ジュニアに団塊世代の子供は含まないという専門家もいます。その場合1970年代前半に生まれた人を ”団塊ジュニア” と定義し、1970年代後半に生まれた人を ”ポスト団塊ジュニア” と定義することが多いようです。

団塊ジュニアは大規模な移動をしなかった

団塊の世代は集団就職による上京で人口の大移動を行ったり、結婚・出産が多くなって団塊ジュニアのようなベビーブームを起こしたり、上京したまま地方へ戻らずに都市部で生活する核家族のケースを大きく増やしたり、退職による2007年問題を起こしたりとなにかと社会に大きな影響を与えた世代でした。この団塊ジュニアも団塊の世代の影響によって発生した世代ともいえます。

団塊の世代と違って大きな人口移動を行わなかった団塊ジュニア世代

しかし、団塊の世代とは違い、もともと都市部で生まれることが多かった団塊ジュニア世代は、団塊の世代のように集団就職列車で大移動を行ったりする必要が無く、大規模な移住をして社会に対して大きな影響を与えることはありませんでした。

団塊ジュニアは第3次ベビーブームを起こせなかった

団塊ジュニアは1990年代後半から21世紀にかけて20歳中盤を向かえ、団塊の世代の結婚適齢期を迎えました。しかし団塊ジュニアは第3次ベビーブームのような出生数の増加を残すことはありませんでした。これは、平成不況による労働・雇用環境の悪化で第3次ベビーブームを起こさなかったのではなく、起こせなかったのです。

団塊ジュニアは第3次ベビーブームを起こせなかった

1990年代以降の平成不況による失われた10年が訪れると企業の業績は大幅に悪化し、結果として大幅な新卒削減を行いました。そのため団塊ジュニア世代の人たちは正社員になることが難しく、多くが非正規の労働者になってしまい低賃金にあえぐことになります。そのため結婚に必要な資金面や、女性の安定志向を満たすことができる男性も少なくなり、結婚のミスマッチが起こったために出産はおろか、結婚すら大幅に少なくなってしまいます。そのため第3次ベビーブームなんて起こせるはずはありませんでした。そして2005年には死亡者が出生数を上回り、ついには日本の総人口の減少が始まってしまい、団塊ジュニアが作るべき第3次ベビーブームは完全に消えてしまいました。

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