HUF(ハンガリーフォリント)は高金利通貨だが取引停止になるほどハイリスク

HUF (ハンガリーフォリント) とはハンガリー共和国の通貨単位

HUFとはハンガリーで使われる通貨

HUFとはハンガリーフォリントといって、東欧のハンガリー共和国で使われている通貨です。ハンガリーの英語名はHUngaryといい、フォリントの英語名がForintとなることから、HUFと表記されるのです。非常に高金利であることが有名であり、日本のスワップ投資家にかなり人気になっています。ただし非常にハイリスクな通貨でもあります。

ハンガリーの国旗ハンガリーの地理情報

東欧の高金利通貨

HUF(ハンガリーフォリント)は東欧のNZDと呼ばれることもあるように非常に金利が高い通貨として知られています。これはハンガリーの経済が歴史的に非常にインフレが起こりやすく、インフレを抑制するために金利を高くしていることが原因です。その上ソ連崩壊後の急進的な市場経済改革の遂行によって、高インフレに拍車がかかり経済的混乱を起こしました。そのため必然的にハンガリーの金利は高水準にとどまっています。

凄まじいインフレとデノミの歴史

ハンガリーには今のフォリントを使う前に ”ペンゲー” という通貨が使われていました。しかし、このペンゲーという通貨は1940年代に歴史で記録されたなかで最高率のハイパーインフレに見舞われ、完全に紙くずとなった歴史があります。ペンゲーのインフレ率は、それこそ天文学的な数値であり、かつてない高額面の通貨になりました。その額面は、最高10垓ペンゲー(10の21乗)にまで達したいわくつきの通貨です。新通貨フォリントになった後も、ハンガリーは歴史的に高インフレ高金利の時代が続いています。

旧東欧の優等生

ハンガリーの主要産業は広大な土地を利用した農業です。この農業は 「欧州の穀倉」 と呼ばれるほどものであり、ヨーロッパの食料庫とも言われています。その土地には豊富な地下資源も埋蔵されており、ボーキサイト、石炭、鉄鉱石などが産出されて工業の発展も盛んです。ですがHUF(ハンガリーフォリント)は流通量が少なく、資源国通貨ではなく高金利通貨として扱われています。

リスクの高い高金利通貨

ハンガリーは ”ペンゲー” の歴史もあることからもわかるようにインフレが強い経済であり、政策金利は高い水準にあります。現在ハンガリーは強い経済成長を続けているので、今後安定していくことも考えられますが、高インフレ、高失業率、財政赤字と問題が山積みであるから非常にリスクの高い通貨となります。2008年の金融危機では悪化するHUF安を抑えるために一気に3.0%の利上げを行ったり、取引停止になったりしたこともあるので注意してください。

取引はGFT、SAXO業者でできる

高金利で人気の高いHUF(ハンガリーフォリント)ですが、流動性は低く取り扱っているFX業者は少ないです。取り扱い通貨ペアが多いGFT、SAXO業者が主な候補です。それ以外では、比較的多くの通貨を取り扱っているヒロセ通商IGマーケッツ証券などの業者が取り扱っています。オススメなのはスワップ金利が高いSAXO業者ですね。

ハンガリーの政策金利動向

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