ビル・ゲイツが語った人生に大切な11ルール

世界一の超がつく大富豪:ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツは言わずと知れたマイクロソフトの共同創業者であり、20世紀の後半に起こった情報技術革命の成功者の代表格でもあるほど成功した人物です。マイクロソフトだけでなく、カスケード・インベトテメントCEO兼会長、コービス共同創業者兼CEO兼会長、bgC3共同創業者兼主任、ResearchGate創業者兼名誉理事長などの様々な役職をもち、イギリス女王より名誉騎士(名誉大英勲章ナイト・コマンダー)を授かるなど世界的にも著名な人物です。奥さんのメリンダさんとともに世界一の資金力をもつビル&メリンダ・ゲイツ財団を設立してその共同会長にもなっています。

ビル・ゲイツはその成功とともに世界一の金持ちの代表格としても知られています。フォーブスの長者番付が発表されて以降、その半分くらいTOPに君臨し続けています。1994年から2006年まで13年連続の世界一となり、ほんの一時期ウォーレン・バフェットやカルロス・スリムに抜かれたことがある以外、ほとんど頂点に君臨し続けています。ビル・ゲイツの資産は大企業に成長させたマイクロソフト株が大半と思われますが、実は保有していたマイクロソフト株は徐々に売り抜けて、その売却資産は個人投資会社であるカスケード・インベストメント社を通じて各方面に投資をしています。その投資が成功し続けているため、ビルゲイツの資産は年々増え続けているのです。個人資産10兆円に達するその資産の投資先としてはフォーシーズンズホテル、リパブリック・サービシズ、エコラボ、カナダナショナル鉄道、バークシャー・ハサウェイなどがあります。

バークシャー・ハサウェイの代表であるウォーレン・バフェットとは超大富豪同士でいろいろ交流が有り、バフェットは自分の資産の大半をビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付することを表明しています。10兆円に達するほどのビル・ゲイツの資産とこれまた8兆円ほどあるバフェットの資産を合わせれば十数兆円という国家予算が組めるような超とんでもない財団ができることになります。

そんなビル・ゲイツが高校生に語ったと言われているスピーチに人生に大切な11のルールが知られています。実はこのスピーチのついては諸説あり、これはチャーリー・サイクスの著書“Dumbing Down our Kids”からの引用であり、そもそもビル・ゲイツによるスピーチすら、なかったとも言われます。しかし人生において非常に役に立ち、なにより 「成功者」 としてあまりにも有名なビル・ゲイツが語ったことがこのルールの重要さを際立たせます。

人生は公平ではない それに慣れよ。

世の中は残念ながら不公平。自分の力でどうにもならないこともある。でも、自分には才能がない、環境に恵まれない、チャンスがこないと嘆いていては何も始まらない。今の状況を認め、それを打破するために前進し続けた者だけが成功を手にするのだ。

努力は当たり前 とにかく、結果がすべて。

世界は君の自尊心を気にかけてはくれない。世界は君の気分に関係なく、君が何かを成し遂げることを期待しているんだ。学生の頃は努力した過程も誰かが、褒めてくれるかもしれない。しかし社会に出れば結果がすべて。世界に影響を与えたいと思うなら、気分がのらないなんて言い訳はやめて、とにかく結果を出せるように努力しよう。

すぐに成功することはない。

高校を出てすぐに6万ドルの年収を稼ぐことはできない。何事も下積みがある。どんなに素晴らしい人でも、すぐに成功することはない。地道に一歩一歩進んでいくことが大切。

叱ってくれる人を 大切に。

先生が厳しすぎると思うなら、上司を持ってみろ。彼は君を手放すだろう。あなたが怠惰なら、先生は叱ってくれる。しかし上司なら、すぐにあなたを手放すだろう。厳しく叱ってくれる先生は、とてもありがたい存在だということを忘れてはいけない。

すべてのことは、 何だってチャンスになる。

ハンバーガーを引っくり返すということは、君の尊厳にかかわることではない。祖父母たちは、それをチャンスを呼んでいた。例えば、ハンバーガーをひたすらに焼いて、引っくり返すような低賃金な仕事を、カッコ悪いから、そこでは成長できないからと決めつけて投げ出してはいけない。あなたたちの祖父母は、どんな仕事であってもチャンスの第一歩だと思い、一生懸命に働いてきたはずだ。どんな仕事でも、それを生かすか殺すかは、あなた次第。

失敗はすべて自分のせい そこから学べ!。

君が失敗したら、それは両親のせいではない。君のせいだ。だから弱音を吐かず、失敗から学びなさい。自分で判断し行動できる年になったら、すべての責任はあなたにある。誰かのせいにしているうちは、失敗から成長することはない。

両親のためにも 自立せよ。

君の両親は、君が生まれる前は今のように退屈そうではなかった。君のために支払いをし、服を洗い、君の自慢話を聞いているうちにそうなったのだ。だから、君が熱帯雨林を寄生虫から救う前に、まずは自分のクローゼットのダニ退治をしなさい。両親が疲れたように見えるのは、いつでもあなたのために身を削ってきたから。あなたがもっと自立すれば、両親の人生も再び輝き始めるはず。まずは自分のことは自分で。少しずつでも自立できるようにしよう。

人生は、 誰も助けてくれない。

学校は勝者と敗者を決めなくなったかもしれないが、人生は違う。学校は君が落ちこぼれそうになったら、正しい答えが導き出せるまで、何度でもチャンスをくれる。実際の人生とは似ても似つかない。間違いを教えてくれたり、やり直すチャンスを何度も与えてくれる学校教育。でも社会に出れば、それは通用しない。はっきりと勝者と敗者に分かれるようになり、敗者になっても誰も救ってはくれないのだ。結局のところ、人生は誰にも頼らず自分の力で歩いていくしかない。

人生はマラソンのように走り続けるもの 夏休みはない。

人生は学期ごとに分けられていない。夏休みはないし、君が自分自身を見つけだすことにボスは興味がない。
それは自分の時間でやることだ。人生は、マラソンのように走り続けなければいけないもの。ひたすら自由に過ごせる長期の夏休みはもう訪れないかもしれない。それに、あなたの自分探しに会社は付き合うことはできない。気分がのらなくたって、きちんと仕事をしていかなければならないのだ。

テレビの世界と実際では違う。

テレビの中の世界は、本当の人生ではない。現実の人々は、カフェを出て、仕事にいかなくてはいけないのだ。

ギークやオタクに 親切にすること

オタクには優しくしなさい。彼らの下で働く可能性は高い。一つのことに夢中になり技を究めるオタクたち。彼らはいつか大物になる。これからロボットや、オートメーション化が進む中では、一つのことを極めている人の方が、平均的に何でもできる人よりも重宝されてくる。

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