2007年の申告所得税標本調査結果では100億円以上稼いだ人が9人もいる

日本で1億円以上稼いでいる人はどのくらいいるんだろう

ジョージ・ソロスとかジェームズ・シモンズとか
何百・千億円以上稼いでいるなんてすごいな・・・
そういや日本ってどうなんだろう?
日本で百億稼ぐ人なんているのかな?

2008年、業界誌アルファ・マガジンによると世界で最も稼いだヘッジファンドマネージャーの1位はジェームズ・シモンズ氏であり、その金額は、なんと25億ドルになります。1ドル100円と換算しても、なんと2,500億円にもなるのです。2008年は世界同時不況が起こったにもかかわらずこの巨額の儲け・・・小さな国なら、まるごと変えてしまいそうなほどのトンデモない額です。2位のジョン・ポールソン氏でも2,000億円、4位はジョージ・ソロス氏でも1,000億円以上の稼ぎをみせています。まさに住んでいる世界が違う、次元が違う、雲の上の話と目を背けたくなる話です。

2008年に巨額の儲けを出したファンドマネージャー
順位 名前 収入
1位 ジェームズ・シモンズ 2,500億円
2位 ジョン・ポールソン 2,000億円
3位 ジョン・アーノルド 1,500億円
4位 ジョージ・ソロス 1,100億円
5位 レイモンド・ダリオ 780億円

しかしこれらの人はすべて海外の人です。特に自由資本主義が蔓延しており、一番儲けた人が一番偉いという国になっているアメリカでは、ウォーレン・バフェットやビル・ゲイツなど1兆円とも、10兆円ともいえる資産を持っている人がいるぐらいですから、1,000億円稼いだという話があっても、なんとなく納得してしまいます。では日本はどうなのでしょうか?

最近の日本も、アメリカを追従するようなカタチで自由資本主義が広がっており、金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になるという格差社会が広がっています。ですが日本ではお金持ちへの風刺が強いこともあって、金持ちを公にすることは少ないですね。フォーブスでは日本の長者番付を毎年発表しますが、あまり取り上げられません。2005年までは高額納税者番付といったものが公開されており、ミュージシャンやゲームクリエイターなどがランクインしていましたが、それも廃止されました。では、儲けている人はいないのか?そうではありません。きちんと、ちゃっかりと巨額の儲けをたたき出している人は、日本にもいるんです。

年収1億円以上が1万7,000人、100億円以上が9人もいる

日本で1億以上稼いでいるのは17,000人、100億以上が9人

日本にいる金持ちがどれぐらいの金額を稼いでいるかを調べるには国税庁の申告所得税標本調査結果が参考になります。この統計情報は、給与所得者以外、つまりサラリーマンを除いた納税者の所得額や所得者区分別・所得種類別の構成、所得階級別の分布及び各種控除の適用状況などを調査したものです。日本はサラリーマン天国ですから、サラリーマンだけを調査する民間給与実態統計調査と、それ以外で自分で所得を申告する人を調査する申告所得税標本調査に分かれているのです。金持ちというのは税金に対して敏感ですから、サラリーマンのような税金がいくらかもわからないアホとは違い、自分で節税するために自分で申告しているのです。そのため、この調査のほうにお金持ちが多く含まれています。

上の図は国税庁の統計情報にある 「申告所得税標本調査結果」 の所得種類別表の一部分を抜粋したものです。わかりやすいように多少加工しましたが、合計所得階級別において、どれくらいに人数の人が、どれくらいの金額を稼いでいるかが一目でわかるようになっています。ご覧のように、1~2億円は11,851人、2~5億円は3,994人、5~10億円は812人、10~20億円は268人、20~50億円は95人、50~100億円は28人、100億円以上が9人になっています。1億円以上所得があった人の合計は約17,000人にも上るのです。よく金持ちを話題にする時に 『日本で1億以上あるやつは0.01%程度だ』 と言われていますが、日本の人口1億3,000万人において17,000人ですから、その話とだいたい一致しますね。いや~それにしても稼いでいる人は稼いでいるんですね。

この図によって、日本で1億円以上所得があるのは17,000人以上にものぼることがハッキリとわかりました。実にすごい金額ですね。特に100億円以上稼いでいる9人に関しては次元が違います。100億円以上稼いでいる9人の合計は296,346million、つまり2936億4600万円にものぼるのです。とんでもない額ですね。たった9人で3,000億円もの稼ぎをたたき出しているのです。3,000億円を9人でわった1人あたりの平均は329億円にもなってしまいます。平均でこれだけあるのですから、この中の1人か2人は、1,000億円以上いっているのかもしれません。海外の人の稼ぎが次元が違う、雲の上の話のように感じましたが、日本だって同じくらい稼いでいる人はいるんですね。

100億円以上稼いでいる人の8人は株で稼いでいた

100億円以上稼いでいる人の税は株の譲渡益

さて、そこで気になるのがこの9人の人がどのような方法で、100億円とも300億円ともいえる巨額の儲けを出していたかということです。もちろん誰がいくら儲けたのかなんてのは完全な個人情報ですから、国税庁で公開されることはありません。しかしその人たちの所得がどの所得にあたるのかを見てみれば、おおよその予想はつきます。上の図はさっきの 「申告所得税標本調査結果」 から、100億円以上のところが異様に多かった所得内訳の部分アップです。ご覧のように、所得内訳は株式等の譲渡所得などになっています。早い話が株式を買ったり売ったりして儲けた利ざやのことをさしているのです。図によれば、合計所得100億円以上の方の9人のうち8人が株式譲渡所得で2,828億円ほどを儲けています。つまり100億円以上稼いだ人の多くが株の売買で儲けたってことなのです。

まぁ、わかるのはここまでであって、これらの人がどんな方法で儲けたのか、どういった銘柄を取引したのか、どれぐらいの期間もっていたのかなんてことはわかりません。例えばB・N・Fさんのようにデイトレードで何百億円と儲けた正体不明の超超凄腕デイトレーダーかもしれませんし、どこかの大企業の大株主がなんらかの理由によって株式を現金化したのかもしれません。もしくはベンチャー企業の社長などが自社株を大量に発行して、それを売ったのかもしれません(一定期間は売れませんが・・・)。

推測はここまでとして、結論をまとめましょう。といっても、カンタンなことです。大金持ちのほとんどは株で儲けている。つまり株取引などのトレードというのは資本主義の日本においても、金持ちになる一番の方法であるということですね。間違ってはいません。紛れもない証拠となる統計データがここに存在するのですから。そういったことで株取引を始める人も多く、がくぶん総合教育センター などでは株取引の講座までが作られるぐらいです。金持ちになる一番の方法である株取引を学ぶため、多くの人が応募しているみたいです。

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