ロボアド選びは、自己のリスク許容度と、他にはない光るものがる業者を

ロボアドバイザー業者はどこを選べばいいか

現在、日本のロボアドバイザー業界は黎明期です。市場は拡大を始めたばかりで大手と呼べるような業者は少なく、先行した業者が数社いるだけです。そこに証券会社などが続々と参入してきてサービス提供業者は増えてきました。しかし増えたのはいいものの、どの業者を選べばいいか迷うでしょう。

現在、ロボアドバイザーにはただ分析だけをするものと 「投資一任運用型」 といって分析から売買、その後の管理まで全てやってくれるサービスがあります。下記がその一例です。

アドバイスのみ 手数料
野村證券 野村のゴールベース 個別
カブドットコム証券 FUND ME 個別
三菱UFJ国際投信 PORTSTAR 個別
みずほ銀行 SMART FOLIO 個別
SBI証券 SBIファンドロボ 個別
東海東京証券 カライス 個別
松井証券 投信工房 個別
投資一任運用型
楽天証券 楽ラップ 0.65%
マネックス証券 マネラップ(MSV LIFE) 0.80%
エイト証券 クロエ 0.88%
ウェルスナビ WealthNavi 1.00%
お金のデザイン THEO 1.00%
大和証券 ダイワファンドラップ オンライン 1.08%

 

松岡賢治著『ロボアドバイザー投資1年目の教科書』SBクリエイティブ2017. (https://www.amazon.co.jp/dp/4797394552)によれば、ロボアド会社を選ぶ際のポイントは、
①ロボアド投資にかかる手数料
②ロボアドが実際に投資する投資信託の運用に必要な手数料

の2点だとしています。2つの手数料の多寡を、ロボアド選びの基準としているわけです。手数料だけを見れば楽天証券の楽ラップが一番手数料が安いと言えるでしょう。

がしかし、これだけでは不十分です。

一番大切なのは、「ロボアドが提案するポートフォリオ」が「あなたが望むポートフォリオ」と一致しているか否か?です。

ロボアドを選ぶのではなく、自分のリスク許容度を決める

現在のロボアドバイザー業界では各業者ごとに独自の分析をしているため、自分の望むようなポートフォリオを必ずしも出してくれるとはいえません。例えばロボアドバイザーサービスへの入会時に、同一の金融プロフィール(資産額・年収等)を入力し、リスクに対する姿勢を問う質問に同様の答えをしても、ロボアド業者ごとに、提案されるポートフォリオが著しく異なることがあります。

同じ条件を入力してもかたや、債券ETF中心のリスク回避的ポートフォリオ、かたや株式ETF中心のリスクテイク型ポートフォリオというふうになることもあるのです。ですがこれは業者の問題でもあり、使い方の問題でもあります。

「ロボアドが提案するポートフォリオ」を「あなたが望むポートフォリオ」を一致させるためには、あなた自身のリスク許容度を明確にし、ロボアド業者ごとの“くせ”を知ることです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」 ということです。

その際、自分のリスク許容度は、数値化しないければなりません。自分がどれくらいまでのリスクが取れるのか、取る覚悟があるのかをはっきりさせて標準偏差の算定まで落とし込む必要があります。何となく「リスクは積極的にとりたい」程度では不十分です。自分の標準偏差を、各社の運用コースごとに公表されている標準偏差と突き合わせるのです。(一部業者は運用コースごとの標準偏差につき非公表)

税金最適化や暴落対処に優れた業者を薦める

さらに重要なのは、税効果の反映の有無です。

税金は、正味キャッシュフローに直接影響を与える、極めて重要なファクターです。にも関わらず、WealthNavi以外のロボアドでは、税効果が未対応なのが現状です。日本は世界でも類を見ない高税率の国です。税金は金持ちになるためには最大の障害友いわれるくらいです。それにしっかりと対応しなければ、ロボアドバイザーで金持ちになることはできません。

また、株価暴落時への対応も欠かせない要素でしょう。かのウォーレン・バフェットは、幾度もの株価暴落ごとに、安値拾いに成功し、一代で巨万の富を築いたのです。暴落に対してどのような対応を取るのかというのも大切な要素です。

リーマンショックみたい暴落がくると慌てて混乱して狼狽売りしてしまいがちですが、あそこで狼狽売りをして金持ちになった方はいません。安値拾いを最初から諦めて、単純に積立投資をしているだけでは、庶民が財産を築いて富裕層にのし上るチャンスは、永遠に訪れないのです。

「税金」 の面と 「こだわり」 の面において光るものがある業者

各業者は似たり寄ったりですが、「リスクテイク↔リスク回避」、「おまかせ↔DIY(こだわり)」 をグラフ化すると次のような立ち位置にすることができます。これは筆者の独自見解であり、参照程度にすることをおすすめします。

全体的にロボアドバイザーの多くは 「おまかせ型」の「リスク回避型」 に分類されるものが多いです。そういった業者の多くは運用パターンは少なく、顧客に損をさせないようなリスク回避型のポートフォリオに偏っています。これらにほぼ全てが内在しているといってもいいでしょう。

例外的なのはDETAX(税金最適化)機能を有しているWealthNaviでしょう。税金が年を経れば経るほど最大のコストであることは前述のとおりです。この税金をできるだけ少ないように最適化してくれるDETAX機能があるのはここだけです。

他に挙げるとすればTHEOでしょう。こちらではDETAX機能はないものの、運用パターンが非常に多く231通りあります。1桁しかないWealthNaviとは対照的です。THEOの運用パターンの多さは業界でも随一であり、Wealthnaviの運用は自分でもできそうですが、THEOの運用を自分でやるとすれば、絶対に手間やコストが割に合わないことになります。

つまりこの2つは 「税金」 の面と 「こだわり」 の面において、他のロボアドバイザー業者とは違う物を持っています。業界に唯一といえるような強力なものといえるほどではありませんが、ともに自分での運用をすることが現実的でない以上、利用する価値があるといえるサービスと判断できます。

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