保険会社の運用に気をつけないといけない?

保険会社の運用に注意しよう!

保険会社は、顧客から預かった資金を集めて保険が必要な方に支給する役目だけではなく、余っている資金を株式や債券に投資して運用する資産運用会社の側面も持っています。この資産運用には注意しなければいけません。というのも、アホとしか言いようのない運用をして会社そのものをぶっ潰してしまった保険会社もあるからです。

 

 

保険会社の本業はあくまでも保険業務なので、いつでも顧客に保険を払えるように保険会社の資産運用は流動性が高く安全性が高い運用をするのが定説です。しかし一部の保険会社は加速するマネーゲームに躍らされて、流動性が低くリスクの高い投資を積極的に行っていることがあります。こういったハイリスクな投資はハイリターンでもあるので、儲かっている時は一見何の問題もないように見えるのですが、いざ金融危機などが起こると莫大な損失を生みます。その損失に耐え切れなくなって、顧客への保険支払いを渋るようになったり、会社そのものをつぶしてしまうことがあるのです。あなたが選んだ保険会社の資産運用は、流動性が高く安全性が高いものでしょうか?

 

 

ハイリスクな運用をして破綻した大和生命

2008年10月、アメリカから世界中に派生した金融危機によって140年以上の歴史をもつ生命保険会社:大和(やまと)生命が破綻しました。大和生命は2005年から3年間業績は黒字で、社長も健全な経営というのを声に出してアピールしていました。しかし、いざ金融危機が起こるとあっという間に破綻し、大和生命に保険契約をしていた人たちにとっては 「寝耳に水」 の出来事になりました。健全な経営とアピールをしていながら、蓋を開けてみれば保険会社の運用にはあてはまらないハイリスクな運用をしていたのです。

 

 

大和生命はローリスクな国債を避けてハイリスクな社債に投資していた

【債券の比率】

この図は、ハイリスク運用をしていた大和生命と、数々の金融危機の教訓を生かして堅実な運用をしている日本生命との債券運用の比率を表したものです。ご覧のように日本生命は大半を国債で運用しているので、国が国家破産でもしないかぎり深刻な状態にはなりません。しかし大和生命は、安全な国債を避けて、よりリターンの高い社債を重視していました。当然社債は国債よりもハイリスクであり、リーマンブラザーズのように世界的企業でありながら、突然破綻するリスクを持っています。金融危機のように、いくつもの企業が破綻する状況においてはこの運用は相当のリスクを抱えているのです。

 

 

 

大和生命はUSDの一極集中と高金利に身がくらんで豪ドルを多くもっていた【通貨の比率】

この図は、ハイリスク運用をしていた大和生命と、堅実な運用をしている日本生命との通貨の比率を表したものです。右側の日本生命は、米ドル(64%)とユーロ(32%)と近年価値と影響力が増しているユーロの比率を高くして通貨のバランスをとっています。一方の大和生命は、高金利に身がくらんだか、豪ドルに9%も投資しています。高金利通貨というのはFXでも説明した通り、ボラティリティが高くハイリスクです。2008年には豪ドルは2ヶ月で30%も暴落したことがあります。こういった高金利通貨の配分を高くしていたのと、90%も米ドルだけにしていたでは、保険会社のような安定運用などできるはずもありません。

 

 

 

大和生命はリスクの高い株式にも手を出し、守りに強いインフラ関連銘柄には全然手を出さずリターンばかりを見ていた【株式の銘柄比率】

この図は、ハイリスク運用をしていた大和生命と、数々の金融危機の教訓を生かして堅実な運用をしている日本生命とリスクが高い投資をしている大和生命の投資比率の図です。この図で注目すべきは“ディフェンシブ銘柄”といわれる電気ガスの銘柄です。電気ガスのようなインフラ関連の企業は、業績が急激に悪化することが少なく、下落相場に比較的強い業種です。2008年の株安ではTOPIX全体が43%下落したのに大して、電気ガス業種は26%しか下落せず、下落相場にも強い業種でした。堅実な運用をする日本生命は、安全性を重視する生命保険会社らしく、この電気ガスに9%も投資していますが、大和生命はまったく投資していませんでした。代わりにハイリスクな銘柄ばかりに投資していて、リターンばかりを見ていてリスクのことを軽視していたことがわかります。

 

 

自分が加入している保険会社の運用を確認せよ!

生命保険会社は、各社とも、上記のような資産運用状況(有価証券保有状況)を公表しています。この資産運用状況の公表は保険会社の義務であるので、自分の加入している保険は必ず確認しておいたほうがいいでしょう。もしも、大和生命のようなリターンばかりに目がくらんでリスクを軽視している運用をしていたら、その保険会社は遠からず第2の大和生命のように破綻するでしょう。生命保険は守りの投資です。けっしてハイリスクな投資はせずに、安定運用をするのが当然なのです。

 

 

 

 

貧乏人は最高の事態しか想定しない、

金持ちは最悪の事態まで想定する

大和生命は最高の事態しか想定しない

健全な保険会社は最悪の事態まで想定する

 

 

 

同ジャンルのリンク

 

保険サイトマップ

勝ち組の人は常に最悪のケースに対して万全の体制を備えているもので、そこが何も考えていない負け組の人との違いになります。これからの格差が広がり階級化する社会では事件や事故に遭うことで一気にドロップアウトして負け組へ堕ちてしまうことになるので、もしものときのために守りを固めておくのは勝ち組の絶対条件になります。自然災害のための地震保険から、労災、年金など守りのためにいろいろと備えておきましょう。『攻撃こそ最大の防御』といいますが、それだけでは格差社会には対応できないので、強力な守りを固めておくことで初めて格差社会からはじき出されずに生き残ることができるのです。

祝♪最大の防御、保険入門
勝ち組は最悪のケースにも備えている 負け組は何も備えていない
保険で守りを固める必要がある! 誰も助けてくれない
格差社会では一気にドロップアウトすることがある 事件や事故で負け組になる格差社会
”やっておけば・・・”では後の祭り  
学校で保険を教えないワケ 声をあげなきゃ払っても、払わなかったことにされる!
実例:不慮の事故で学校へ行けない子ども 実例:うつ病になり、ドロップアウトせざるをえないサラリーマン
実例:年金のことを知らず、搾取され続ける高齢者 実例:無知なため労災を受けられない(知らない)人々
初心者の保険始め方手順♪
1. 保険の構造を知ろう 初心者がやっちゃいけないこと
2 .初心者はとにかく入っておくべし! ”入っておけば・・・”では後の祭り
3. 国民年金は入ったほうがお得! 年金はローリスク・ハイリターン
4. 健康保険も入ったほうがお得!  
5. 自分の環境で入るもの、入らなくていいもの  
last. 何も起きなければ平和でいいじゃないか!・・・と思いましょう  
国の保険制度:公営保険
医療保険制度
国民健康保険 健康保険
共済組合 老人保健 → 後期高齢者医療制度
介護保険制度
年金保険制度
国民年金 厚生年金
共済年金 議員年金
障害年金 遺族年金
労働保険制度
労災(労働者災害補償制度) 雇用保険
民間の保険制度:生命保険
   
民間の保険制度:損害保険
   
保険会社徹底分析(会社選びで差がついてしまう!)
保険会社一覧
生命保険会社(大切な家族を守るために・・・) 損害保険会社(勝ち組は守りを固めよ)
火災、地震保険会社(後の祭りにならないために) ぼったくり保険会社(さあ、ぼったくりましょう!)
ここがヘンだよぼったくり保険!
最初から払う気がない保険会社 声を上げなければ何もしてくれない
不払い金が役員の報酬になります♪  
保険のQ&A
落雷の被害に保険は利かないの? 保険会社の運用に気をつけないといけない?
上へ戻る
Copyright© 2017 格差脱出研究所 All rights reserved
ラベル 格差脱出には今しか無い!