ケータイやパソコンなどのIT技術のおかげで将来の就職が難しくなる

ケータイやネットの無い生活なんて考えられない時代

あなたは自分専用のケータイやパソコンを持っていますか?この質問に対して多くの人がイエスと答えることでしょう。今の時代は非常にIT技術が発達した世の中になっており、日本にいながら世界のあらゆるところにリアルタイムで連絡をとれたり、あらゆる情報が光の速さで手に入ったり、家の中にいながら買い物や金儲けまでできるようになりました。これを可能にしたのが、ケータイやパソコン、インターネットという、いわゆるIT技術のおかげです。

IT技術って聞いたことある・・・けど、その略称まではよく覚えてない人がいるかもしれないので確認しておきましょう。ITとは Information Technology の頭文字をとった略称であり、日本語で情報技術というものですね。主に情報を処理するコンピュータや通信といった技術のことを言います。まあ、カンタンに言ってしまえばパソコンやインターネットの技術を指してると思ってください。

このIT技術は前述のように買い物をしたり、通信をしたり、情報を手に入れたりと今の社会に不可欠なものとなっています。あなたもケータイやパソコン、インターネットの無い生活なんて不便すぎて考えられないのではないでしょうか?実際、中学生・高校生の多くがケータイやパソコンを持たないことに対して 『今時、おかしいよ』、『ダサい』 という考えを持っており、高校生のケータイ所持率など90%を誇ります。下の図は内閣府が発表した 「青少年白書」 における子どものインターネット利用状況等の図ですが、90%を超えて、95.5%がケータイでインターネットをしたことがあると回答しています。

いまの高校生の90%はIT技術満載のケータイやインターネットを使っている

このIT技術のおかげでとっても仕事が便利になったが・・・

便利になったのはあなたたちの生活だけではありません。大人の社会の中でもIT技術は必要不可欠なものとなっており、さまざまな面においてビジネスを便利にしてくれています。パソコンなどのコンピュータは情報の集計や計算といった作業において人間など足元にも及ばない驚異的な能力を発揮するので、さまざまな作業をコンピュータに任せるようになりました。これによって人間は単純な作業をする必要がなくなって、コンピュータにはできない複雑な作業に専念できるようになりました。これだけ聞いていればいいことずくめのように感じてしまうのですが、便利になった一方である問題も起きてきたのです。

IT技術によって新たに出てきた問題、それはかつてあったお茶組係、コピー係といった 「単純作業」 をするだけで給料がもらえた人間の職を奪ってしまうことでもありました。IT技術によって単純作業は人間を使う必要がなくなったので、わざわざ高い給料を払って人間を雇ったり、教育したりするよりも、コンピュータに任せてしまうようになっていったのです。かの漫画会の巨匠:手塚先生は鉄腕アトムでロボットが人間の仕事をうばっていき、人間とロボットの間が対立した話を描いていましたが、まさしくそのとおりに世の中になってきたのです。コンピュータがするようになった 「単純作業」 にいた人間は、コンピュータのせいで仕事を奪われ、つまみ出されてしまうことになるのです。まさしく 「ロボットがおらたちから仕事を奪っていく」 時代がすでに訪れているのです。

便利なIT技術のおかげで ”人間” が必要なくなった

パソコンやインターネットなどのIT技術の発達によって企業は 「単純作業」 に人間を必要としなくなりました。そのため1990年代頃からはコンピュータでできるようなカンタンな仕事にはコンピュータを配置して、そこにいた人間は次々にリストラするようになったのです。いちいち雇用した後で教育をしなければいけなかった人間と比べて、コンピュータは一度導入して設定をすれば長い期間使える上に償却などの節税にも利用できるので大いに重宝されました。このことに味を占めた企業の多くは 「出来の悪い人間 < コンピュータ」 の方式をとるようになり、21世紀になって景気が回復した後も不必要に人間を雇用することはなくなりました。後で、一時的に労働力が必要になったときには派遣社員とかアルバイト等の非正規社員を利用し、必要なくなったら切り捨てる経営に切り替えたのです。その結果、21世紀になっても正社員は増加しなくなり非正規社員ばかりになっているのです。

このように企業は、わざわざコンピュータで足りるようなカンタンな仕事には人間を必要としなくなりました。その結果不況の影響もあって、企業は21世紀になっても人間をやとわなくなっていき、たくさんの人が就職できなくなってしまいました。そして人間を雇用する場合には少なくともコンピュータより使える高いレベルを要求するようになります。しかも、コンピュータの性能や利便性は年を増すごとにどんどんあがっていくので、就職に要求されるレベルもどんどん高くなっていきました。このため就職したい若者たちにも、昔とは比較にならないほどの高い技術が求められるようになりました。そのために教育格差によって満足のいかない教育しか受けられない人たちは、さらに雇用されることが難しくなっていくのです。

つまりIT技術が発展すればするほど
人間が必要なくなり雇用が悪化・・・
あなたも就職できなくなるのです!

便利なIT技術が発展すればするほど没落する情報系職業

皮肉なことにIT技術が発展すればするほど人間を必要としなくなるので、多くの人が失職したり、就職できなくなったりと雇用の面で苦しむことになります。そして特にひどいのがプログラマーやシステムエンジニア(SE)といった情報エンジニア系の職業です。高校生のなりたい職業の上位に位置する人気の高い職業ですね。このプログラマーやSEといった情報系の職業は、人手不足のために最近なる人が非常に増えてきており、理系の職業でありながら文系大学の卒業生も多くがSEとなっています。しかし、その実態は労働組合が機能せず賃金が異様に低く抑えられていて、ホリエモンのようなトップの人だけが大金を手にするといった格差業界です。

そして、さらにひどい状況に追い込んだのが新興国インドの台頭です。インドはご存知のとおり数学に非常に強い民族で、IT技術に関しては世界レベルの技術をもっています。その割りにインド人の賃金は非常に低額です。教育格差でバカが多く無能なのに高給な国内業者と非常に有能で低賃金であるインドと比べればどちらを選ぶかは至極当然、プログラミングの仕事のほとんどをインドへ発注するようになりました。そのため国内IT業者は仕事をインドへ奪われないように非常に低額な値段で引き受けるしかなくなります。低額のため儲けになりませんから、IT業界の現場では大量の仕事をかかえこむことになります。その結果、プログラミングをする現場の人たちは非常に低賃金で大量の仕事をこなさなければならないのです。

IT業界の過酷さは、元プログラマーでフリーイラストレーターのきたみりゅうじさんの作品で非常に面白おかしく読むことができます。また人間の醜さや本音がうずまく巨大掲示板:2ちゃんねるでもかなりネタにされることが多く、日本3大ブラック業界と比喩されて、その悲惨ぷりのグチを言い合っている姿を見ることができます。多少は誇張が含まれているにしろ、経験者の意見はかなり参考になるので、のみこまれない程度に見ておくほうがいいでしょう。もしも、エンジニアを目指す方、もしくは就職先を選べずにやむなくSEになる方、がいらっしゃったらこういった情報を是非一読することをお薦めします。でないと、現場に入って大変なことになるでしょう・・・。

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