2015年のFX業界:スイスショックの衝撃、サービス競争と海外業者淘汰が進む

2015年はスイスショックによってFX業界に衝撃

2015年においてもアベノミクスにおける相場が続いておりFX業者における大きな変かは前半までは起こりませんでした。各社とも好調な営業を続けており、取引高で世界トップを維持したり、預かり残高が過去最高を突破したりと良いニュースが多く、悪質業者など忘れられたような平和な業界となり、業界の再編もあまり聞かれなくなっていました。トレードバトルという顧客同士のコンテストなどが開催され、その賞品としてグルメなものが用意されるなど平和そのものでした。しかしこの年は外的要因に大きな事件が多く、それによって日本のFX業界も大きな影響を受けました。

8月に起きたスイス・フランショックがその最も大きな事件です。SNB(スイス中銀)がユーロスイスの無制限介入を放棄したため、投機的なスイスフラン買いが発生し、数分間で急激なスイスフラン高に。過去最大の為替変動を巻き起こし、ストップ注文が約定せずに投資家が大損害を受けてアルパリUKなどの世界的大手FX会社の破綻にもつながりました。この事件では皮肉にも安全と思って国内FX業者を使っていた方が追証に苦しみ、リスクがあると言われた海外FX業者を使っていた方のほうが被害な少ないという結果にもなりました。→「スイスフランショックに対する海外FX業者の対応」。しかし無事なところもあれば被害を受けたところもあり、親会社が破綻したアルパリジャパンや大打撃をうけたFXCMジャパンなどは身売りをする事態になりました。これは2008年にリーマンショックによって会社がダメージをうけて撤退するといパターンが世界規模で起きたことになります。

新サービス競争と海外FX業者の淘汰も進む

また新サービスにおける競争も激化しています。独自サービスとして有名になったマネースクウェア・ジャパンのトラリピですが、その成功をみた他社が続々と似たようなサービスを開始(トラリピは特許をとっているためまるまる真似はできない)しまくりました。その中で外為オンラインが提供している「iサイクル注文」に対してマネースクウェア・ジャパンが特許侵害で訴えを起こすなど、FX業者の中でのサービス競争がますます激化をしています。

他にもYJFX!のトレードコレクターやヒロセ通商の「さきよみLIONチャート」やJFXの「未来予測チャート」、岡三オンライン証券の「先読みチャート」、ひまわり証券の「さきどりテクニカル」など相場予測ツールが続々と導入され、トラリピに続く確固たるFXサービスの開拓に各業者が勤しんでいることがわかります。

海を渡って海外業者にも大きな動きが起こっていました。淘汰が続く海外FX業者では日本の金融庁とオーストラリアのASICになんらかの動きがあったためかオーストラリア系のFX会社が日本居住者の受け入れを明確に停止。以前からAxitraderなどが徐々に撤退をしていましたが、ここにきてpepperstoneなどの1位2位を争う人気業者が撤退するとあって海外FX業者もかなり淘汰されました。オーストラリアのライセンスを持っている海外FX業者は全滅しました。しかし隣のニュージーランドに渡ってサービスを再開したりする業者もあるため、いたちごっこの様相を呈しています。他にも海外バイナリーオプションとして最も人気を誇っていた24OPTIONが急に日本市場からの撤退を表明、他にもTRADERUSHなど一時期大きな勢力を誇っていた海外バイナリーオプション業者も淘汰が進みます。

2015年は海外要因に振り回される年、
新サービス競争や海外業者の淘汰も進む

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