マレーシアの物価は日本の3分の1だから3倍の豊かさがあるようなもの

マレーシアの物価は日本の3分の1

日本以外の国にロングステイするにあたって注意しなければならないところに物価があります。物価、つまりモノの値段ですね。いくら他国で生活拠点をもてても、物価がやたら高いようなところでは貯金などあっという間に使い果たしてしまいます。日本は世界の中でも比較的物価の高い国ですが、オーストラリアやスイスなど日本より物価が高い傾向にあります。また同じ国であっても物価が全然違うところもあるのでさらに注意が必要です。日本も都市部と田舎では多少物価が違いますね。

さてマレーシアの物価ですが、なんと日本のおよそ3分の1程度になっています。いくら新興国とはいえ比較的治安も安定し、医療レベルなども高水準の国であるのにこの物価は非常にお得です。例えばミネラルウォーター500mlが1.20RM(リンギット。1リンギット=33円~35円)で40円程度、マクドナルドのセットが5.9RMで約200円、りんごが1個0.7RMで約20円程度にすぎません。 屋台では3RMで、レストランでも4RMの130円ほどもだせば十分な量の食事を食べることができます。日本のお金をそっくり持っていけば、資産価値が3倍になるようなものです。

【安くないものもある】
物価自体は3分の1におさまり、通常の生活には月15万円もあれば家賃こみでやっていける水準です。しかし中には日本よりも高くなるものがあります。輸入品などは関税がかかるために高くなっています。化粧品やお菓子などは日本と同程度の高級品です。そしてイスラム国家のため豚肉とアルコールには厳しい制限がかけられており、日本酒(大関など)は一升瓶(1800cc)でも70リンギ(約 2000円)なのに焼酎(いいちこなど)は4合瓶(720cc)で110リンギ(約3000円)と日本より高いです。

食材/食品名 価格(RM) 価格(円) 備考
醤油 RM9.70 270円 600ml/日本メーカーの現地製造品
カップヌードル RM6.90 192円 75gのカップヌードル
日本酒 RM79 2,200円 1000ml/日本輸入品
ポテトチップス RM6.90 192円 1袋/日本輸入品


【マレーシアの交通費】
マレーシアは、格安航空LCCのエアーアジアの本拠地でもあり、飛行機、電車、バス、タクシー等全ての交通手段が非常に安いです。電車(LRT、KTM、 モノレール)、バスは、通常Rm3(約97円)以下でクアラルンプール市内、郊外への移動ができます。一般のタクシー(通称:バジェット)は初乗り Rm3(約97円)、Rm0.1(約3円)単位で課金されます。

物価以外にもインフレに気をつけるべし

いくら物価が安くてもそれは現在の話です。将来的にインフレがものすごい勢いで進行し、第一次世界大戦後のドイツマルクや最近のジンバブエ・ドルみたいに通貨の価値が暴落すれば全く意味がありません。そのマレーシアの物価の指標となるインフレ率は、2007年以降、2.2%、2008年は4.3%、2009年は1.21%、2010年は2.35%と、年平均2~4%でかなり安定しています。新興国ではブラジルのように非常にインフレが進行しやすい傾向もありますが、マレーシアは非常に安定しています。インフレ率2%はゆるやかな経済成長を見込むにとてもバランスのよい数値です。日本でも日銀が物価目標2%を目指すと語っていたように、この率は居心地がいいのです。

マレーシアの食べ物の日本人目線

いくら物価が安く安定しているといってもマレーシアにはマレーシアの文化があります。そのため食べ物や料理も日本とは違ったものもあり、それらに慣れないと生活してはいけません。一応日本人が多く、日本食専門店や日本からの輸入品販売店もありますが、ずっとそれらだけを使っていくわけにはいきません。

【お米】地元で消費される米は、タイ製の長粒米(パサパサしている)種です。1993年の米危機には大量に輸入されたためにタイ米を食べた人も多いでしょう。日本産のコシヒカリやササニシキなども売っていますが、非常に高価です。オーストラリア米やカリフォルニア米のジャポニカ米(日本タイプの米)は安く売られています。普通に炊飯すれば、美味しく食べられます。寿司もおに りも作れる、ほぼ日本米のような米です。

【パン】食パンや菓子パンが一般の商店でも並んでいます。大手パンメーカーの作る食パンは、かなり薄切りでイースト発酵もイマイチで す。小さな自家製パンを売る店では本格的なパンを売っていることもありますので、自分の滞在している近所の店を開拓してみてください。常温で保存するとカ ビが発生する無添加の食パンもあります。「カヤ」と呼ばれるココナッツジャムはトーストによく合います。

【乳製品】マレーシア国産の牛乳は美味くない。日本のように牛乳そのものではなく、添加物などが混ざっている味。日本製の牛乳を入手するのは困難なので、大手スーパーで売っているオーストラリア製の牛乳をオススメします。ヤクルトのような乳酸菌飲料は小さな店でも手に入ります。

【肉類】食肉は精肉して食品トレーに並べて売られているのは大手スーパーだけ。一般の商店や食肉店では肉の塊がぶら下がっているため、 臭いもキツいし見ただけで食肉嫌いになる人もいると思うので、予感がしたら近づかないほうがよろしい。牛・豚・鶏肉・羊肉(カンビン)などが普通に売られ ています。

【スイーツ】マレーシアの物価を見ていると、お菓子はあまり安くない。キットカット等は日本とほぼ同じ物価水準だし、チョコレート等も安くはない。で店のクレープも、日本と同程度の物価水準。というのも、マレーシアでクレープを買うと、100円程度なのだが、 クレープの外側がパリパリで別の食べ物になっている。

【牛肉】牛肉(ランブー)も手に入ります。日本国内牛の松阪牛や神戸牛などはほとんど手に入りません。マレーシア国産の牛肉は非常に安 いのですが、スジが多いし臭いもきついので煮込み料理には使えます。ステーキや焼き肉をするならニュージーランド産かオーストラリア産の牛肉を買うとよい でしょう。安く買えます。

【豚肉】イスラム教国ですから、食のタブーがあり、一般大衆向けにブタ肉(バビ)の販売が禁じられています。大手スーパーでは「ノン・ ハラル」(マレー語でティダ・ハラル)として陳列コーナーやレジも別になっています。豚肉製のソーセージやハム、ラードの入った加工食品や缶詰もノンハラ ルコーナーで買うことができます。

【鶏肉】宗教上の理由で、牛がダメとか豚がダメという多民族が暮らすマレーシアでは、鶏肉(アヤム)が最大公約数的な食肉として消費量 も多く安く流通しています。一般の小売店では丸ごと一羽とか骨付きブツ切りで売られています。日系スーパーではモモ肉・ムネ肉・ササミに分けて売ってますが値段は高めです。

【卵類】鶏卵(テロゥ)は一般の商店でも売られています。ブランドもの高機能エッグも流通しています。地元の人たちは生卵で食べる食習 慣がないので「卵かけご飯」にしてもいいか迷うところですが、筆者は生でも食べています。カンポンエッグと呼ばれる地鶏の卵は、地元商店で手に入ります。 ウズラの卵もあります。

【野菜】トマト、ジャガイモ、キュウリ、レンコン、空心菜、ナスなどは激安。高原栽培しているレタスやキャベツ、白菜、カリフラワー、 ブロッコリーはやや高いけど日本より安い。輸入物のセロリやペプシカン(ピーマン)は高いけど同じく日本より安い。レモンは輸入物なので値が張るが、ライ ムが地元産で流通していて激安です。

【果実】パパイヤ、スイカ、バナナ、パパイヤ、マンゴスチン、ドラゴンフルーツなどのトロピカルフルーツは我が目を疑うほど安い。高原 栽培しているイチゴも流通してます。輸入物としてオレンジ、リンゴ、ブドウ、柿、梨などもあるが高くて美味くない。せっかくマレーシアにいるなら安価なト ロピカルフルーツを満喫してほしい。

【魚介類】魚(イカン)は地元で捕れる近海物のエビ(ウダン)、イカ(ソトン)、サワラの仲間(テンギリ)、鯛の仲間(ジェナ)、スズ キの仲間(シャカップ)、アサリ貝などが比較的安価に手に入ります。刺身や寿司に使えるシャケ、マグロ、ウナギ、白身魚は空輸で店頭に並べる日系スーパー で日本より高めで手に入ります。

【調味料】日系スーパーでは日本で売られている味噌や醤油、みりん、料理酒、調理油、わさびや辛子など各種香辛料が手に入ります。ロー カルのお店でも醤油、味の素、塩、砂糖がかなり安く手に入ります。マヨネーズはローカルブランドは甘めなので、日系スーパーの日本製マヨネーズやドレッシ ングをオススメします。

【酒】イスラム教国であるためアルコール飲料に対する酒税が高い。缶ビールをスーパーの安売りで買っても日本の価格より高い。晩酌を嗜む方にはキビシイ国です。アルコール飲料に対するマレーシアの課税は、日本の酒税とは違いアルコール度数に正比例しています。ビールは5度前後、日本酒・ワイン は14度前後、焼酎は20~25度前後、スコッチやブランデー、ウォッカなどは40~50度の酒ですがアルコール度の高い酒類に高額な税金が課せられてい ます。日本酒(大関など)は一升瓶(1800cc)でも70リンギ(約 2000円)なのに焼酎(いいちこなど)は4合瓶(720cc)で110リンギ(約3000円)と日本より高いです。

このように以外と高くつくものもあり、日本と同じような食生活をするのであればそれほど低資金にならないどころか日本と同程度の資金がかかってしまうこともあります。特にお酒は高くつくため、毎晩も晩酌が楽しみで仕方がない飲兵衛の人にはかなり厳しいことでしょう。日本の3分の1の資金で生活するには、やはりマレーシア現地の食事や文化に溶けこむことが前提のようです。ただしあちらの食事も日本人が受け入れられないようなものはなく、一度慣れてしまえば美味しくて仕方がないものです。なんたって、住んでいるのは同じ人間なのですから。

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