ビットコインは手数料が安く、国の管理から開放されるメリットがある

ビットコインのメリットを考えてみる

ビットコインはできてからほんの10年たらずの仮想通貨であり、中央銀行という発行体をもたない通貨ですがブロックチェーンという革新的な技術によって、中央管理者を持たずしても世界中の皆が分散して監視し合う仕組みによって価値を持ち続けることに成功した新しい通貨として確立しつつあります。それではそのビットコインはどのようなメリットやデメリットが存在するのか考えてみましょう。

メリット①送金手数料が安い

ビットコインはインターネットを通じて使う仮想通貨、電子通貨であります。そのため実物を保つ必要がなく、送金のときもクリック1つで相手先に送金することができ、手数料も非常に安くなっています。コレに対してリアル通貨、実物通貨ではモノの取引に大きな手数料がかかる上に、通貨自体が違えば両替の為替手数料も上乗せされてきます。

【従来の通貨で決済すると・・・】
例えば、アメリカから商品を購入し、円で決済するとします。

この場合、まず、円でドルを購入します。その際、まず、円とドルの交換手数料が発生します。

そして、為替銀行の口座に、ドルの購入代金を振り込むことになるわけですが、その際に、さらに送金手数料が発生します。

今度は、購入したドルをアメリカの売主の指定する銀行口座に振り込まなくてはなりませんが、その際にも送金手数料が発生します。

このように、海外と取引を行う場合に円で決済すると、何度も手数料が発生し、決済に相当の費用が必要となります。日本の為替環境は世界的にみてもガラパゴス状態から抜けておらず、未だに海外へ送金したり、海外から送金を受け取ったりすると大きな手数料がかかるうえに本人確認だ、資金の用途だと説明をしなければいけないこともあります。地方銀行であると為替手数料が1円とか2円というバカ高いものを上乗せされる上に、わざわざ説明するのに窓口まで来いと言われる始末です。

【ビットコインでの決済だと・・・】
一方、アメリカから商品を購入し、ビットコインで決済すると、決済に必要なビットコインを購入する必要がある場合には、日本のビットコイン取引所に対して、決済に必要なビットコインの購入手数料(購入代金の0.6%程度)を支払う必要があります。しかし、送り手のビットコイン口座から受け手のビットコイン口座に送金ができ、かつ、送金手数料はかかりませんので、決済に係る費用が、ビットコインの購入手数料のみとなり、円での決済に比べて大幅に安くなります。

ところで、ビットコインの決済の手数料が大幅に安くなるのは、このように利用者同士が直接取引を行うので、間に入る仲介業者への手数料を払う必要がないからです。中間マージンとなる手数料をとられることがないので従来の通貨よりも大幅に手数料がおさえられているのです。一方、間に入る人がいないと不正やおかしなレートが入るといったことも危惧されていますが、それもビットコインの根幹をなすブロックチェーン技術によって不正が入る余地はありません。(不正するのは膨大な労力と時間がかかるため割に合わない)

メリット②国境による制限が存在しない

ビットコインは全世界共通です。発行体である政府や中央銀行を持たないため、どこの国の通貨でもありませんし、どこの組織がからんでくることもありません。世界のどこでも通用するため、通貨の交換が不要です。

一方、日本円などの普通の通貨は、海外と取引で使用する場合には、どうしても通貨の交換が必要になります。例えば、日本円でアメリカの商品を購入するには、円を米国ドルに換える必要がありますし、日本円でフランスの商品を購入するには、円とフランを交換する必要があります。さらに、日本と直接取引の少ない国の商品を購入する場合には、最初にまず、円と基軸通貨(米国ドル)の交換したうえで、さらに、米国ドルをその国の通貨と交換することが必要になります。

このように、海外取引で普通の通貨を使う場合には、通貨の交換が必要になるため、手間と費用が掛かりましになります。一方、ビットコインは全世界共通ですから、世界中のどの国に送金する場合でも、通貨の交換は不要です。その結果、通貨の交換に係る手間と費用が削減できるため、ビットコインを使用すると、海外取引の決済が大変便利になります。

メリット③管理者がいないため、政府や中央銀行の支配を受けない

ビットコインは政府や中央銀行といった発行体がおらず、そういった発行組織に依存していません。このため政府や中央銀行の意図によって価値をコントロールされることはない、国や中央銀行の支配から開放された通貨となっています。

従来の法定通貨というのは発行体である政府や中央銀行が管理をしています。中央銀行などは経済の状況に合わせて供給量を任意に変動させて価値を自由自在にコントロールできます。これによってインフレやデフレをコントロールしているのですが、そのコントロールは果たして上手くいくことは少なく、たいてい通貨の価値が下がって終わります。さらに政府の財政が厳しいときなどは、ある日いきなり通貨の保証を取り消して預金封鎖を行ったりできます。これらはすべて、法定通貨というのは発行組織の支配から逃れられないために避けることができません。日本は遡ること1946年、終戦の混乱において預金封鎖と新円切替を行い、ある日通貨の価値をほとんどゼロにしました。政府や中央銀行の発行したお金を持つ以上、この預金封鎖のリスクから逃れることはできません。最近では2013年に地中海の小国キプロスが預金封鎖を行い、預金封鎖は現在でも起こり得るリスクとして再認識されています。


参考:日本は戦後直後に預金封鎖をして、国民の預金をぶん取った前科がある

 

一方ビットコインは発行体やその通貨の価値をコントロールできる組織がいません。そのためある特定の組織による価値のコントロールから開放された通貨となっています。もちろんビットコイン自体も通貨の供給量が増え過ぎたりすると価値が下がりますが、それを防ぐように予めビットコインの供給量の増え方は「プログラミング」されているのであとから変えることができないようになっているのです。このようにビットコインは管理する組織が存在しないため、預金封鎖の可能性などはありません。また自国の法定通貨のハイパーインフレ対策にもなりえます。

無論、すべてにおいて安全というわけはもちろんなく、ビットコインの存在を決めているプログラミングがなんらかの自体で有効にならない状況になった場合はだめになる可能性もあります。

その他のメリット

ビットコインはこれらの他にも、クレジットカードのようにカード番号を盗まれて悪用される(アカウントを盗まれるのは別)ことはありませんし、仲介者がいないので第三者を信用して預けなければいけない状況もありません。またビットコインは自分で作り出すことも可能です。実際にはもうビットコインが拡大し、価値も上昇してしまったため、膨大な労力と時間がかかる計算をしなければいけないため現実的ではありませんが、ビットコインの相場が下落したときなどは状況が変わるかもしれません。

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