ビットコインは投機的であり、ハッカーによる盗難がデメリット

ビットコインのデメリットを考えてみる

ビットコインはできてからほんの10年たらずの仮想通貨であり、中央銀行という発行体をもたない通貨ですがブロックチェーンという革新的な技術によって、中央管理者を持たずしても世界中の皆が分散して監視し合う仕組みによって価値を持ち続けることに成功した新しい通貨として確立しつつあります。それではそのビットコインはどのようなメリットやデメリットが存在するのか考えてみましょう。

デメリット①価値が変動する(投機的側面)

ビットコインは政府や中央銀行による発行体の信用による価値の裏付けがありません。そのためビットコインの価値は市場によって決まっており、変動相場制で日々その通貨価値が変わります。

例えば、2016年9月初旬には、1BTC(BTCはビットコインの単位)は約60,000円でしたが、2016年11月初旬には、1BTCが約75,000円となっています。日本円の場合、外国通貨との取引レートは日々変動しますが、日本国内での通貨価値が毎日変わることはありません。よって、昨日は100円で牛乳を200CC購入できたけれども、今日は100円で半分の牛乳100CCしか買えいということは、ありません。一方、ビットコインは、日本国内での通貨価値も日々変動しますから、レストランで全く同じメニューを注文しても、昨日の代金が0.1BTCで、今日の代金は0.2BTCだ、ということは十分ありえます。

【投機性がある】
ビットコイン相場は全体としては上昇していますが、頻繁に暴落を起こします。特に2013年に一旦1BTC=120,000JPYをつけた後は一気に1BTC=40,000JPYまで暴落したこともあります。一年で通貨の価値が3分の1にまで暴落するなんてことは先進国ではありえないことです。ビットコインはまだまだ通貨として安定はしてないのが現状です。ビットコイン相場が暴落すると例えば先の例で3分の1に下落してしまったとすれば、1BTCで昨日まで買えた商品が、今日は3BTCもするということになります。通貨の価値が下がっているのですから、その分より多くの通貨が必要となるのです。

デメリット②ハッカーによる盗難被害に遭いやすい

ビットコイン自体にはプログラムとブロックチェーンによって改ざんが極めて難しく、また所有者が誰かハッキリわかるためハッカーによる被害はかなり少なくなっています。

しかしビットコイン取引所は、ハッカーによる攻撃で、ビットコインの盗難事件を頻繁に起こします。現在、ビットコインの盗難被害に遭った被害者を救済する法律はありませんので、利用者がビットコイン口座を設けていた取引所がハッカーに襲われ、ビットコインが流出した結果、利用者がビットコインを失っても、ただ泣き寝入りするほかありません。

2014年2月に、当時東京に本社のあったビットコイン取引所マウントゴックスが、ハッカーの攻撃により75万BTC(約479億円)のビットコインを引き出されて、破たんした事件は有名です。ビットコイン取引所は、こういった事件をたびたび起こしてよく破たんしますが、そうなっても、被害者は何の救済も受けられません。ビットコイン取引所がハッカーに襲われて預かっていたビットコインを喪失すると、その取引所の利用者はビットコインを失い、しかも、それに対する補償はないため、大損をします。

デメリット③国による価値の保証はない

ビットコインは政府や中央銀行といった発行体がおらず、そういった発行組織に依存していません。このため政府や中央銀行の意図によって価値をコントロールされることはない、国や中央銀行の支配から開放された通貨となっています。しかしこのメリットはそのままデメリットにもなります。法定通貨というのは政府や中央銀行が発行したもので、通貨のコントロールこそされますが、そのかわりに政府や中央銀行がその価値を保証してくれるのです。

ビットコインにはこういった組織がないため、ビットコインがどんな事態になろうともその価値を保証してくれる組織はないのです。すべては自己責任で扱っていくしか無いのも、ビットコインの仮想通貨の特徴です。

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