仮想通貨史上最大の580億円相当のNEM盗難を起こしたコインチェック事件まとめ3

2月6日、夜逃げ疑惑・マネロ問題・北朝鮮関与と憶測が広がる

【深夜のトラックにコインチェックの夜逃げ疑惑】
一向に進展しないコインチェックの状況に対して金融庁の発表か、2月13日のコインチェックの報告を待つばかりの状況が続いています。なにも新しい確定の情報がないために憶測が広がって不安が拡散します。2月6日深夜にはコインチェックが入るビルにトラックが横付けし、たくさんのダンボールが運び出されるというツイートが広がりました。夜逃げ疑惑が広がりましたが、結局仕事道具の運び出しだったという火消しも入り、なにもわからない状況で疑心暗鬼が広がり続けます。

 

【金融庁の調査が続いているのは匿名通貨が原因か?】
さらに憶測は広がり、コインチェックの立入検査が長引いてる理由として、北朝鮮との関連性が高い匿名通貨が原因という報道も出ています。金融庁はかねてからモネロ、ジーキャッシュ、ダッシュといった匿名性の高い通貨に対して難色を示しており、これがコインチェックが正式業者として登録できずに 「みなし業者」 のままでいた原因ともいわれていました。これに対して金融庁からは回答はなく、こちらも憶測が広がっています。

匿名通貨:ビットコインと比較しても匿名性に優れており、安全でプライベートかつ、追跡不可能な暗号通貨として作られているもの。ダッシュ(DASH) ・モネロ(Monero) ・ジーキャッシュ(Zcash)が有名で、3つ合わせて匿名通貨三兄弟と呼ばれることも。その匿名性の高さから前々からマネーロンダリングに利用される懸念があり、今回その問題が再燃しています。

【NEM流出は北朝鮮が関与か?】
また主犯でもあるNEMを盗み出したはっかーの正体もわかっていない状況が続いていますが、韓国からはこの流出は北朝鮮がからんでいるという報道が出てきています。韓国はそもそも去年から取引所が何度もハッキングの被害に合っており、そのうちハッキングを2度受けて破綻したところもあるくらいです。上述の匿名通貨モネロに北朝鮮が関わっているという話もあって、流出事件に新たに北朝鮮がからんでくるという疑惑も広がっていきます。

 

2月7日、コインチェックは状況変わらず、ハッカーが換金に成功か?

【特に新しい情報なし】
一向に進展しないコインチェックの状況は変わりません。twitter界隈も台湾の大地震や福井の大豪雪などが話題となり、仮想通貨の暴落もあってコインチェックの話題がかなり消えてしまっています。しかしコインチェックはいまだに仮想通貨の送金どころか、日本円の出金すらもできない状態が続いています。

【コインチェック返金を語る偽アカウント】
そんなコインチェックユーザーを狙った詐欺行為も出てきています。twitterでの情報が行き来しているためtwitter民を狙い、「料金を支払えば出金ができる」などと送金を求める詐欺ツイートが出てきています。ほぼすぐに偽物とわかる稚拙なものとはいえ、混乱に乗じて悪質な行為をしてくる輩が耐えません。

【ハッカーがNEMをダークウェブで換金?】
今までモザイクのかかったNEMをあちこちにばらまいていたハッカーが前述の匿名通貨の1つDASHを使った換金成功の疑惑も出てきています。「ダークウェブ」と呼ばれる通常のネットでは接続できないような匿名ネットワーク上で、盗んだNEMを割引価格で交換するやり取りが確認されています。匿名のTorネットワークを使って足がつかないようにしています。

NEMには送金に際してメッセージを付けられる機能があるため、それを利用した相談をすることができ、匿名性の高いDASHを使った換金を実施している模様です。実際にハッカーのウォレットからニュージーランドの仮想通貨取引所「Cryptopia」へ何度かNEMがそこそこ大きな金額で送金されており、実際に売買が成功したのではないかと思われる履歴もあります。

 

 

2月8日、金融庁がコインチェック以外の取引所にも検査を実施か

【特に新しい情報なし】
一向に進展しないコインチェックの状況は変わりません。しコインチェックはいまだに仮想通貨の送金どころか、日本円の出金すらもできない状態が続いています。おそらくは金融庁が指定した2月13日までに大きな動きは期待できないでしょう。

 

 

【ハッカーがNEMをダークウェブで換金中】
ここ数日で大きく動き出しているハッカーは、匿名のTorネットワークを使って「ダークウェブ」と呼ばれる通常のネットでは接続できないウェブ上での換金を実行し続けています。実際に取引に成功したと思わしき履歴も確認されており、割引されたNEMの取引に応じた人が続く限り換金することができそうです。

 

【金融庁が他の仮想通貨取引所への検査も予定】
コインチェックの事件は580億円という前代未聞の金額と、その背後に北朝鮮や匿名通貨、ダークウェブといった今まで以上に大きな闇が動いていることが徐々に発覚したこともあって金融庁もその動きが活発になっています。いまだに出金ができないコインチェックには金融庁の指導が入っていることが予想されますが、コインチェック以外の仮想通貨取引所にも立入検査を実施すると言う話が出てきています。これは先週、コインチェック以外の取引所にも緊急の調査を行った結果、セキュリティがコインチェック同様に甘いと判断された取引所が複数見つかったということです。GOXされる前に金融庁が先んじて動き始めています。

 

2月9日、日本円の出金が13日再開予定、他2社に金融庁が立入検査

【コインチェックよりも先に報道機関が発表】
一向に動きがなかったコインチェックですが、13日に日本円の出金を再開するという情報が流れました。しかしそれはNHKをはじめとした報道機関からであり、当のコインチェックがリリースを出したのは9日の夕方になってからでした。予想通り金融庁などの機関が主導している可能性が強いため、コインチェックよりも各種機関のほうが情報を発表するのが早いという異例の事態になっています。

 

 




日本円出金再開について

現在、お客様の日本円の資産は金融機関の顧客専用口座にて安全に管理されております。これより当社にて出金に係る業務を再開し、下記の再開日以降、順次出金を再開してまいります。

再開日 : 2018年2月13日
対象通貨 : 日本円   

・本件はお客様が保有する日本円の出金に関するご案内です。NEMの不正送金に係る補償の支払いではございません。
・出金処理は申請をいただいている順にて対応いたします。このため、ご指定口座への着金までお時間を頂戴する場合がございます。
・当社にて申請内容の確認が必要と判断した場合、別途お客様へご連絡をさせていただく場合がございます。
・現時点で判明していない問題等が確認された場合、予告なく再開を見合わせることがございます。

仮想通貨の出金および出金以外の機能につきましても技術的な安全性等の確認・検証を行なっておりますため、当社にて安全性が確認でき次第再開をしてまいります。詳細に関しましては、見通しがつき次第お知らせをいたします。

この度はご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません。何卒、よろしくお願い申し上げます。

※記載されている日時は全て日本時間です。

引用:http://corporate.coincheck.com/2018/02/09/38.html

【金融庁がテックビューロとGMOコインに立入検査】
こちらも各社よりも報道機関の発表が早い情報でしたが、金融庁がセキュリティが十分でないという理由からテックビューロとGMOコインへの立入検査を実施しました。この2社には金融庁から職員が派遣され、さらに週明けからは検査官が常駐し本格的に調べることになります。金融庁としてはみなし業者を含め、すべての仮想通貨取引所に今後立入検査を実施するということです。

GMOコインが運営するのはもちろんGMOコイン、そしてテックビューロが運営するのがあのZaifです。Zaifは匿名通貨こそありませんが、BTC、BCH以外にもETH、話題のNEM、800倍になったMONAなどの注目通貨が多いので人気業者です。他にも独自トークンであるZaifトークンや投機の対象となったPEPECASHなどがあるため実は取扱通貨はコインチェックよりも多く、こちらも営業停止などになれば利用者に大きな迷惑がかかりそうです。

 

ちなみに件の金融庁の件とは直接は関係ありませんが、世界的なクレジットカードによる仮想通貨の購入を禁止する流れもあってZaifでもクレジットカードでの仮想通貨の購入が停止されました。

 

【運営元不明の取引所YobitでハッカーのNEM換金が進む】
15%OFFなどでダークウェブでの取引を進めていたハッカーでしたが、今度は運営元不明の取引所Yobitで換金を実行しています。既にハッカーのウォレットではこれまでの低額送金ではなく、数百万XEMの高額な送金が行われており本格的に換金を実行していることが確認できます。確認はできても止められないのがブロックチェーンの歯がゆいところです。

Yobitは運営元が不明の取引所であり、おそらくはオフショア地域や規制のない国などのアングラ系の業者と見られています。そんなところがどれだけハッカーに協力してくれるでしょうか。仮想通貨取引所は世界各地にあり、こういったアングラ系のところを介されてはもうどうしようもないということが実証されてしまったのかもしれません。

 

 

2月10日、週明け13日待ちだがイタリアでも180億円相当の流出事件が

【週明けの13日待ち】
前日の12日はようやくコインチェックに動きがありました。コインチェックが13日にも日本円の出金を再開するといことです。ちょうど、10~12日は連休ということもあって、13日が週明けとなります。そのためこの連休中はあまり動きが見られず、13日待ちとなります。

【イタリアで180億円もの仮想通貨が流出】
コインチェックの580億円相当NEM流出から1月も経過していない中、またもや仮想通貨の流出事件が起こってしまった模様です。舞台はヨーロッパのイタリアであり、BitGrailという仮想通貨取引所から170万ドル相当のNANOが流出したというニュースが入りました。

 

 

【仮想通貨NANOとは】
NANOの公式サイトはこちらです。NANOは比較的新しい仮想通貨になります。しかし大手取引所のBinanceで上場期待人気1位をとったことがあるなど、新鋭の通貨ながら仮想通貨時価総額ランキングで20位付近につける流通量がある通貨です。Binanceに上場したのが2月3日とかなり最近であり、これから注目度が高くなっていくはずの通貨でしたが、そこを狙われてしまったのでしょう。取引できる取引所自体、Binance、Kucoin、そして流出が起こったBitGrailの3つほどしかありませんでした。

 

 

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