バイナリーオプションでリスクヘッジができる

2択だけではないバイナリーオプション

バイナリーオプションはその名の通り2択のオプションであり、表か裏か、100か0か、白か黒かの50:50のオプションだと思われがちですが、もちろんそのイメージも間違ってはいません。しかしそのイメージは数あるバイナリーオプションのたった1種類の高/低(ハイロー)オプションのことであり、他にも様々な種類のバイナリーオプションが存在します。また高/低(ハイロー)オプション1つとっても勝率は完全な50:50となるわけではなく、使い方によっていろんな使い方ができるのです。

もともとオプションというのは、とある価格の購入ができる権利売買が期限となり、主に普通の取引のリスクヘッジとして使われてきました。バイナリーオプションもそのような使い方がもちろん考えて作られています。それを利用すれば通常のFX取引や株価指数取引などのリスクヘッジをすることが可能なのです。

スポット取引の逆のオプションでリスクヘッジ

例えば、FXやCFDのスポット取引とバイナリーオプションを組み合わせたリスクヘッジです。FXでドル円の買いを行いますと、ドル円が上がれば利益になりますが、ドル円が下がると損になりますね。ここでバイナリーオプションの出番です。ドル円が下に動いたときに利益になるようなバイナリーオプションを買っておくのです。これでドル円が上がればバイナリーオプションは掛け捨てになりますがスポットが利益に、ドル円が下がった場合はスポットで損を出しますが代わりにバイナリーオプションが利益になります。ワンタッチオプションなどはリターン率が高いので、むしろ相場が下がってくれたほうが儲かる場合もあります。そういうときはスポット取引のほうがリスクヘッジになっているかもしれませんね。

例:)ワンタッチオプションがあるIG証券でのリスクヘッジ
ドル円 76.70Lのスポット買い
ドル円 76/65以下になったときのワンタッチオプションを買う

ドル円が上がった場合:スポット買いが利益、オプション掛け捨て。
ドル円が下がった場合:スポット買いが損失、オプションが爆益。

どちらを何枚取るかは各々の裁量。例えば、以下のチャートならドル円は下げ相場なので、下がる可能性も高い。仮にドル円を10万通貨買いにするとしたら、76.55を(50)で2万円分買っておく。すると76.55になればオプションが満額の(100)になるので2万円の(100-50)で1万円儲かる。そのときドル円のスポットは15pipsのマイナスなので、-15,000円の含み損。このように1万円分のヘッジができるようになる。

スポット取引の逆のオプションでリスクヘッジ

スポット取引の逆のオプションでリスクヘッジ

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